黒島一文字でカマジィー


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 石垣島周辺の島々でカマジィー(八重山の方言でロウニンアジ)が好調との情報に、15日から17日の2泊3日で石垣島へ遠征した。同行は琉釣会の花城龍仁さんで、案内役は石垣島の釣りクラブ「フィードマン」のメンバーに依頼した。初日の15日は黒島一文字に夕方に渡った。
 日没前から小型の魚は入れ喰(ぐ)い状態で、2匹のサメまで釣れた。本命のカマジィーがヒットしたのは午前1時30分、森山和行さんの竿(さお)が大きく引き込まれた。異変を感じたカマジィーは水路に向かって一気に走る。森山さんも魚の走りに合わせて堤防の上を40メートルほど移動。12分ほどで足元まで寄せると、ロープを輪にして尾ヒレから通すと堤防の上へ引き上げた。これが25キロのカマジィー。
 翌日は西表の上原漁港一文字で、下里肇さんが13キロのカマジィーを釣り上げ、八重山の自然の豊かさに感謝した。

各地で釣り大会
 海の日の前日となった18日は各地で釣り大会が開催された。
 新宜野湾漁港では財団法人日本釣振興会沖縄県支部主催のファミリー釣り大会が開催された。本大会では130名が参加し、ファミリーで釣りを楽しんだ。また、宜野湾新漁港沖にタマンの稚魚数千尾や、30センチ前後に成長した100尾のタグ付きタマンを放流した。タグ付きタマンを釣り上げた釣り人には豪華な景品が用意されているので、釣り上げた方は日釣振加盟の釣具店へ連絡を。

〈大会結果〉
1位・上原久斗(ヒロサー980グラム)2位・中村英士(シャクチ780グラム)3位・伊舎堂蓮(サヨリ710グラム)
 第15回読谷釣愛好会沖釣り大会
 読谷村都屋漁港を会場に読谷釣愛好会主催の沖釣り大会が開催された。本大会には14隻、114名が参加し、日ごろの腕を競った。

〈総重量の部〉
1位・都屋フィッシャー(131・42キロ)2位・親方(102・42キロ)3位・ハッピー会(70・14キロ)

〈大物の部〉
1位・中村進(トカキン36・96キロ)2位・東江満(トカキン16・94キロ)3位・喜友名武(ガーラ6・82キロ)
 第2回宜野湾マリーナ沖釣り大会
 宜野湾マリーナを会場に、マイボートで競う県内では珍しい沖釣り大会が開催された。

〈大物賞〉
1位・TNK(モンガラカワハギ45センチ)2位・クィーンエメラルド(シルイユー37センチ)3位・ヒーロー(トカジャー31センチ)

〈重量賞〉
オキスイ(22・5キロ)

 釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心がけてください。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

15日、黒島一文字で25キロのカマジィーを釣った森山和行さん
18日、宜野湾マリーナ沖釣り大会で1時間ほどでトカジャーを入れ喰いさせたヒーローチームの金城さん親子
18日、ファミリー釣り大会で980グラムのヒロサーを釣った上原久斗君
18日、読谷釣愛好会沖釣り大会で36・96キロのトカキンを釣った中村進さん
11日、屋良直美さんが釣ったクチナジ35・0センチ、760グラム(釣り場・大宜味)
14日、佐久川啓さんが釣ったイヌバー51・5センチ、2・18キロ(釣り場・海中道路、エサ・シロイカ)