【中国時報】30年間で車200台突入 宜蘭県の林さん宅


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 宜蘭県頭城鎮にある林基全さん(42)の自宅には、30年間で、200台の車がハンドル操作を誤り突入。上の階で就寝している林さん一家は、車のブレーキ音だけで、車が衝突するか、どこに突っ込むか、聞き分ける特技まで身に付けている。

 このような事態になったのは、1979年に改築してから。道がほぼ直角に曲がる場所に建っているため。自衛のため、自費で防御壁を建てているが、費用が掛かるとして、引っ越すつもりはない。6月26日には、トラックが衝突し、積み荷のセメント100袋余りが前の道をふさいだ。
 200回のうち、大規模なものは6回。1日に3台飛び込んで来たこともある。今回の事故の賠償金は、12万~13万元(約35万円)と林さんはみているが、運転手が逃走しているため、泣き寝入りになるのではないかと心配している。