県記録のカーエー


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 7月25日、大型カーエーを求めて伊江島に渡った南十人海の松堂英樹さん。最初のヒットは午前0時ごろ。強烈な引きがあり、釣り上げたのは45・5センチの本命。その後2時にチョコンという小さなアタリをアワセると、今まで味わった事のない強烈な引きで右に向かって走る。
 リールのレバーを強く握って抵抗するが、ジリッジリッと少しラインを出される。必死に耐え、魚を寄せて来るが再び反転して右に走る。そんなやり取りを3回ほどくり返し、足元まで寄せてタモ入れ。これが今まで見た事のない大きなカーエー。その後43センチを追加して伊江島遠征終了。
 大きいカーエーとは思ったが、釣具店で検量して、初めて沖縄記録と知って驚いたという。うれしいニュースと一緒に悲しいニュースも入ってきた。伊江島を含め各離島では、釣り人が持ち込むゴミ問題に頭を痛めている。釣り人のマナーが問われている今、美しい自然、マナーを守って釣りを楽しんでほしい。

川ちゃん26キロキハダマグロ
 7月26日、ガレッジセールの川ちゃんこと川田広樹さんはプライベートで糸満パヤオへ釣りに出掛けた。
狙いはズバリ10キロオーバーのキハダマグロ。ところがこの日のパヤオは納竿(のうかん)時間になっても小型のマグロしか釣れずあきらめムード。
 その時船近くを20~30キロのマグロの群れがイカや小魚を追っているのを船長が発見。逃げまどい船に飛び込んできたトビイチャーを、針に掛けて投げ込むとすぐに大型マグロがヒット。細い仕掛けなので慎重にやり取りして上がったのが、目標を大きく上回る26キロのキハダマグロ。機転を利かしトビイチャーを投げ込んだセンスに案内役のオーパのメンバーも脱帽。釣りのセンスも非凡な川田さんの今後の活躍が楽しみ。
〈釣船・アリサII、宮城良三船長(電話)090(8290)4638〉

 釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心がけてください。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

タマン王座決定戦募集
 日本釣振興会沖縄県支部(神谷英樹支部長)は、8月27~29日に泡瀬漁港を会場に行われるタマン王座決定戦の参加者を募集している。申し込み・お問い合わせは日釣振加盟各釣具店へ。

7月25日、沖縄県記録のカーエーを釣った松堂英樹さん
7月31日、盛根裕さん(沖縄スクイッドジャンキーズ)が釣ったガーラ72.5センチ、5キロ(ルアー釣り、金武湾)
8月1日、れんと君とゆあちゃんが釣った小型ミジュン、グルクマ、グルクン、ガクガク(糸満イカダ)
7月26日、糸満パヤオで26キロのキハダマグロを釣った川田広樹さん
7月27日 中山幸人さん(勝連CFC)が釣ったタマン 71.9センチ、5.41キロ(伊計島)
7月25日、仲村いずみさんが釣ったタマン42センチ、1・051キロ(塩屋)