【中国時報】台湾の大型書店 初の大陸進出 上海出店は断念


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 台湾の大型書店チェーン「誠品書店」が、蘇州に初の中国支店を出すことが決まり、インターネット上では「なぜ上海は受け入れきれなかったのか」と、政府の文化事業への無策を批判する声が上がっている。

 「誠品書店」は創業21年。その独特な経営スタイルから、中国語圏では「文化の指標」とまで高く評価されている。
 今回、社長自ら上海などを視察した結果、蘇州にショッピングモールや画廊なども併設した12・6万平方メートルの支店出店を決めた。当初は、上海も候補地に挙げていたが、1平方メートル当たりの1日の賃料が5元(約65円)と高騰しているため、採算が取れないと断念。すでに杭州市とも2014年の2号店出店の契約も交わしている。上海出店断念の知らせに、上海市民からは、文化事業には特別な支援策を求める声が上がっている。