魚種に違い 那覇と泡瀬の「一文字」


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 港の沖に一の字のように延びている防波堤を釣り人は一文字と呼んでいる。本島では那覇一文字と中城湾の泡瀬一文字が人気がある。同じ防波堤でも西と東とでは釣れる魚が少し違う。泡瀬でよく釣れるカーエーやチヌは那覇ではほとんど釣れないが、ガラサーミーバイや大型ガーラ、カツオなどは那覇ではよく釣れる。魚は海底の地形や土質、海流などで釣れる種類が変わる。

《泡瀬一文字夜のウキ釣り》
 8月12日中潮、大嶺英也さんは6番ポイントで午後5時から道糸・ハリス5号、グレバリ10号、オキアミのエサでウキ釣りをした。この夜はアタリが多く、6時から8時で4匹の大型カーエー、9時にクロコショウダイ、その後一度ハリスを切られ、10時から仮眠、翌午前4時から5時にかけて4匹のカーエーと他にバラシ2回など好釣りした。
 8月1日小潮、3番ポイントで夜釣りをした稲福さんは午後7時から11時までチヌ狙い。深夜はカーエー狙いにスイッチ、道糸・ハリス4号、オモリ1号、グレバリ10号、オキアミのエサでウキ釣りをしエーグヮー、チヌなど11匹の釣果。アタリは午後11時から翌午前2時に集中した。向かい側の4番でサオを出していた3人グループも午後8時から翌午前一時ごろまで、平均してアタリがあったようだ。(熱田つりぐ)
 筆者〔注〕夜のフカセはスルルを切って付けると面白い。

《夏休み自慢の釣果》
 ○牧港漁港で36・2センチのガクガクにユダヤガーラ4匹。8月7日夕方、牧港小学校の盛島裕利君とお父さんに子供たちがゴカイのエサで打ち込み釣りでの釣果。
(シーランド北谷)
 ○糸満漁港でお父さんはカーエー、息子はアーガイ。8月17日午後、立川次郎さんと小学2年の雄太君はウキ釣りで25・8センチのカーエーと28センチのアーガイを釣った。(マンモス小禄)
 ○家族で阿嘉島の漁港でキャンプフィッシング。8月19日、那覇市の若松来海ちゃん、桃花ちゃん、お父さんと涼しくなった夕方から打ち込み釣り、57・7センチのタマンなどを釣った。(マンモス小禄)
 ○恩納海岸で65センチのタマン。8月8日、那覇で夜釣りをしていた金城善隆さん、アタリがなく退屈していたら恩納海岸でサオを出している友人から携帯でアタリがあると聞き、深夜にポイントを移動した。そして午前5時に65センチのタマンを釣った。(シーランド那覇)
 ☆その他釣果
 ○本島東海岸で18・6キロのガーラ。沖縄市の前畑光利さん8月19日の釣果。(サンノリー北谷)
 ○クイシで喜屋武智己さん8月20日、50センチのヒレーカーにイスズミ。(シーランド名護)
 ○三重城・西洲でグルクマの新子(子供)釣れだす。〔ポイントは防波堤釣り入門34ページのC、31ページのL〕(マンモス曙)
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)泡瀬一文字の夜釣り
(2)泡瀬一文字、夜のウキ釣りの釣果
(3)(左から)牧港小6年の盛島樹理奈ちゃん、裕利君(2年)、しゅら君(4年)の釣ったガクガク
(4)お父さん(左)と立川雄太君の釣果
(5)阿嘉島でタマンを釣った来海ちゃん(前)、桃花ちゃんとお父さん
(6)恩納海岸でタマンを釣った金城さん