20日、那覇市の上原政勝さんは知人がキャプテンを務めるフィッシングボートのメンテナンスのために糸満フィッシャリーナへと向かった。作業終了後、キャプテンの計らいでお土産を釣るために糸満沖へとジギングに出かけた。
自らもボートを所有し、ジギングの経験も豊富な上原さんは、3号のPEラインに自作の100グラムのジグというタックルでアカジンやクチナジなどの底物を狙った。
しかし、この日は魚群の反応が悪く全く釣れない。皆があきらめて帰り支度をしていたところ、一人ジギングを続けていた上原さんに待望のヒット。直後に根に入られたが、何とか引きずり出してファイト開始。巻いては出され、出されては巻いての攻防が続く。細身のロッドをうまく扱い、プレッシャーをかけながらのファイトで巨魚は徐々に浮いてきた。15分ほどのやりとりで水面に姿を現したのは、特大のアーラミーバイ。ランディングの直前に魚は最後の抵抗を見せたが、最初ほどのパワーはなく無事に取り込むことができた。帰港後の検量でミーバイは38キロ。上原さんの自己記録を大きく更新するうれしい一匹となった。
〈釣船・ブルードラゴン、前田学〉
(レポート・大城耕)
ハリス3号で4・97キロタマン
17日、宮古島に住む垣花統貴さん(チーム釣神会)は釣友と2人で、池間漁港にマクブ狙いに出掛けた。午前7時30分から釣り開始。午前9時にいきなりウキが沈んだかと思ったら、竿(さお)を持っていかれそうな強烈な引き。竿は1・75号、ハリス3号と細仕掛けなので無理はできない。少しドラグを緩めると、30メートルほどラインを引き出された。いったん航路に向かった魚は、今度は右に、左に走り回って抵抗する。10分ほどすると魚の方も疲れたのか、足元の海面に浮いてきて、釣友がタモ入れをした。これが、71・5センチ、4・92キロの大型タマン。予想外のうれしい大型外道に、あらためて宮古の海の豊かさに感謝した。
釣りは楽しく安全を第一に。日射病対策は万全に、釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
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