45センチのカーエー釣る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 釣りビジョン“磯を駆ける”レギュラー出演や、数社の釣りメーカーのテスターを務め、県内にも多くのファンをもつ平和卓也さん(京都府在)が、25日から2泊3日の日程で沖縄を訪れた。狙いはカーエーで、今回が2回目の挑戦。
 昨年、初挑戦で40センチオーバーのカーエーを夜釣りで釣った平和さん、今回は日中のカーエー釣りに挑戦。ポイントは通称「瀬良垣ポイント」。初日はカーエーの姿は見えるものの、釣り上げることはできなかった。
 2日目、午後4時15分に30センチ級を釣り上げ、ほっと一息。大雨のため、一時中断して開始した午後6時33分、掛けた瞬間から大型とわかる強い引き。ハリス3号なので慎重にやりとり。1分ほどでタモに納まったのが45センチの良型。その後も1尾追加し、カーエーの引きを堪能した。

大会特別賞24キロガーラ
 27日、バトルカップタマンに参加した上當淳さんは、釣り仲間3人で津堅島沖の無人島へと渡った。午後6時から釣り開始。日暮れ前に30センチほどの小タマンがヒットしたものの、その後はノーヒットのまま夜明けを迎えた。
 午前8時30分、上當さんの竿(さお)が海面に向かって突き刺さり、リールからものすごい勢いでラインが引き出された。すぐに竿を取り、戦闘開始。しかし、ラインの出が止まらない。225メートルほど巻いたラインがほとんどなくなったところでようやく止まった。腰を下ろし、全身を使ってのポンピングで魚を寄せる。ところが残り80メートルとなったところで、手前のサンゴ礁にラインが引っ掛かってしまった。
 仕方ないので2度も潜ってラインを外したりしながら、魚と格闘。ようやく浜に引き上げたのは午前9時40分を回っていた。これが119・5センチ、24キロロウニンアジで、本大会で特別賞に輝く1尾となった。

バトルタマン王座決定戦
 27日から29日までの3日間、180人が参加して行われた2010バトルタマン王座決定戦。大雨や雷などの悪天候にもかかわらず、大型タマンが次々持ち込まれるハイレベルな戦いとなった。

大会結果
1位 桃原博さん 68・0センチ、4・35キロ
2位 喜友名啓さん 69・0センチ、4・13キロ
3位 下地朝之さん 68・0センチ、4・00キロ

 釣りは楽しく安全を第一に。今週は台風の影響があるので特に注意しよう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

カーエーの引きを堪能する平和卓也さん
45センチのカーエーを釣った平和さん
26日、大城朝嗣さんが釣ったマクブ55・2センチ、3・68キロ(マリンタウン)
25キロのガーラを釣った上當淳さん(左)
20日、平川彰司さんと横田武文さんが釣ったタマン58・2センチ、2・58キロ(ルアー釣り、宮城島)
2010バトルカップタマン王座決定戦で上位入賞した皆さん