【中国時報】中台比較できる「辞典」使用開始 Web上、来年末から


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 台湾の劉兆玄文化総会会長は6日、両岸文化フォーラムで、中台双方の用語を収録した「中華大辞典」の使用を来年末に開始すると発表した。本システムはWeb上のデータベースで、中台の用語の違いを比較対照できる、初の本格的な辞書となる。

 戦後60年の隔絶で、中台の用語は、レーザーを台湾では「雷射」と表記するのに対し、中国は「激光」と表記するなど、大きな開きが出てきている。中台間の交流における障害にもなることもあり、外国人の中国語学習者が戸惑う原因にもなっていた。
 本年末には、小規模のWeb辞書の使用を開始し、利用者からの意見を集約した後、来年1年を費やして内容を改善する予定だ。来年末の公開以降も、毎年更新していくことにしている。