大型タマン次々に


社会
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 最近、タマン狙いの仕掛けが何度も切られているという西崎一文字。9月7日午後7時、仲村直さん(南釣友会)は、ロウニンアジや大型タマンを狙って、釣友2人で西崎一文字へと渡った。仕掛けを投入してすぐに、釣友と仲村さんに大型タマンが次々にヒット。次にカースビーがヒットした後からはしばらくの間アタリがなかった。

 最干潮から潮が上げ始めた午前2時40分、テルピア餌でガーラ狙いの仕掛けに123センチ、21・5キロの大型ガーラがヒット。大物専用竿(ざお)の小笠原11が大きく曲がった。しかし、道糸・ハリスともに50号と万全の仕掛けと、百戦錬磨の大物釣り師の前に10分ほどで釣り上がった。
 夜明け前にもロウニンアジの8キロ前後をキャッチアンドリリース、さらに大型タマン2尾を追加して納竿(のうかん)となった。この日釣れたタマンは66センチから74センチとすべて大型で、ロウニンアジ以外の餌はボラだったという。西崎一文字では、まだまだ大型のタマンやロウニンアジが狙えるので挑戦してみてはいかがだろう。

ミーイチャーのシーズン
 9日、櫻澤昌隆(釣研フィールドテスター)さんは、ミーイチャーを狙って午前7時30分のフェリーで津堅島へ渡った。津堅港の先端ではミーイチャーが数杯見えたが、エギへの反応が鈍く200~300グラム前後のアオリイカ2杯と400~600グラム前後のクブシミ2杯しか釣れなかったので、日没前にポイントを海中道路の通称「人工岩ポイント」へ移動、200グラムから300グラム前後のアオリイカ2杯と400グラムから600グラム前後のクブシミ4杯を次々に釣り上げた。
 この時期、各地でミーイチャー(若いアオリイカ)が釣れ始めているが、群れに当たれば20杯以上の釣果に恵まれることもあり、これからエギングを始めようとする人にはお勧めなシーズン。エギは200~600グラム前後のアオリが中心なので2・5寸前後がお勧めで、カラーはピンク、オレンジを中心に数色そろえると良いだろう。

 第10回MFG親睦釣り大会(カーエー)
 12日、金武町浜田漁港を会場に第10回MFG親睦(しんぼく)釣り大会が開催された。本大会の対象魚はカーエーで、2尾の全長の合計を競った。主な結果は下記の通り
1位・津波正幸 87・4センチ
2位・宮里利幸 80・8センチ
3位・新垣享栄 77・1センチ
 釣りは楽しく安全を第一に。まだまだ暑い日が続きます。水分を十分に取り熱中症を予防しよう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

7日、西崎一文字で123センチ、21・5キロのガーラを釣った仲村直さん
9日、人工岩でミーイチャー釣った櫻澤昌隆さん
第10回MFG親睦釣り大会の参加者
2日、仲村正樹さんが美浜海岸で釣ったカーエー47センチ、1・91キロ
11日、赤嶺智弘さんが西崎で釣ったタマン67センチ、4.2キロ(エサ・シガヤー)
6日、今年6尾目となるウォンテッドタマン41・5センチ、1・07キロを釣った金城卓さん(宜野湾漁港)