【中国時報】大陸観光客 受け入れ秒読みに


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 先ごろ観光局内に設立された「財団法人台湾海峡両岸観光旅遊協会」の第1回理事会が8月27日、開催され、初代会長に政府観光局の許文聖局長を選出した。大陸からの観光客受入は、秒読み段階に入った。
 同協会は、政府と民間の出資による、台湾では初の観光に関する総合的な団体で、出入国管理、旅行社、ホテル、保険、航空各社などに関する政府機関と企業が加入している。今後、受入に関して、中国側と具体的な調整を行っていく。
 台湾側としては今後中国側に対し、偽造パスポートによる入国と失跡の防止を強く求める方針で、違法滞在者の引き渡しについても、身柄を確保次第送還できるよう求めていく。
 一方、中国側からは、失踪(しっそう)者が多いことを理由に台湾が受け入れを拒否している福建省と河北省の観光客をめぐり、受け入れなどを要求してくると見ている。