台湾政府はこのほど、台北市の内湖に、1カ月2万元(約5万3千円)で利用できる高齢者専用の賃貸住宅を建設すると発表した。同地区には、高級老人住宅として知られる「康寧生活館」があるが、関係者は利用者層が異なるので、影響はないとしている。
「康寧生活館」の利用料は月額6万元(約16万円)から。入居時には審査があり、500万元から800万元(2千万円前後)の保証金を支払って入居。プールやサウナなどホテル並みの施設を利用できるほか、専属の医師が住民の健康管理をする。
同生活館のほかにも、潤泰グループが建設した台湾初の五つ星クラスの老人ホームは、2006年の開業以来、入居率は95%を維持する人気。通院の送迎や付き添いなどのサービスもあり好評だ。