【中国時報】日台間の密約否定 尖閣問題で台湾外交部


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 日本の週刊誌「AERA」が、自民党政権時代に交わされた尖閣諸島をめぐる日中間の密約への民主政権の認識不足が、今回中国各地で起こっている反日デモの起因となったと報道したことに関連し、日台間にも密約の存在がささやかれているが、台湾の外交部(省)は密約の存在を否定した。

 AERAの報道によると、2004年に中国の活動家グループが尖閣諸島魚釣島に上陸した。
 日本側が逮捕拘留したことから、中国各地で反日運動が起こったため、当時の小泉純一郎首相が中国政府との間に「中国は活動家の出航を阻止し、日本は拘束しない」という密約を結んだという。
 一方、日台間の密約は、「日本人が尖閣諸島に上陸しない代わりに、台湾の活動家も尖閣に近づかない」という内容だとメディアは伝えている。