【中国時報】蒋介石そっくりさん 愛称「総統」上海でも歓迎


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 台中県清水鎮出身の李登科さん(80)は、50歳を過ぎたころから、蒋介石に生き写しだとの評判が立ち、今ではどこに行っても人だかりができる人気者になっている。

 台湾生まれの李さんは6歳の時、大地震を逃れて福建省の親の実家に預けられた。国民党軍に入隊し、台湾接収部隊に配属されて帰台した後、蒋経国の警護官を務めるという数奇な人生をたどってきた。
 今では本名より「総統」などの愛称で呼ばれることが多くなった李さん。3、4年前中国を訪れた際は、その容(よう)貌(ぼう)が問題にならないかと心配したが、上海の街角で地元の人から掛けられた「蒋委員長殿!」の一言で、あっという間の人だかり。記念写真に応じたため、2時間も立ち往生するという思わぬ大歓迎を受けた。