【中国時報】安倍元首相ら忠烈祠参拝 李元総統「台湾人も靖国を」


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 羽田と台北市内にある松山空港を結ぶ直行便が10月31日に就航したことを祝って、安倍晋三元首相と日華議員懇談会の90人が、台北を訪問。馬英九総統や李登輝元総統と会談を行ったほか、革命の英雄を祭った忠烈祠(し)を参拝した。

 到着早々、馬総統と会談した安倍氏は、尖閣諸島の領有権問題にも触れたが、双方が「固有の領土である」と主張するにとどまった。
 李元総統との会談では、李氏が安倍氏の忠烈祠参拝を高く評価。台湾人も靖国神社を参拝するべきだと述べた。李氏の発言に対し、政府与党関係者は、忠烈祠は革命や北伐など、中華民国や台湾のために犠牲となった英霊を祭った国家的な施設であり、侵略者を祭る非公式な宗教施設である靖国神社とは全く性質が異なると、李氏の見解を強く否定した。