【中国時報】中国での販売はネット活用が鍵


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 「同文同種」の台湾と中国と言われるが、中国に進出する台湾企業のマーケティング担当者に言わせれば、同じ言語を話すとはいえ、文化の違いは大きな壁。台湾では成功したCMが、中国企業には大幅修正を求められるなど、売り込みには四苦八苦している。

 台湾の某広告代理店が、シャンプーのCMに、台湾では成功した高級感を出す企画を提示したところ、「地方では消費者の共感を得られない」と大衆路線に変更。逆に車は、台湾では通常の大衆性ではなく「エグゼ感」(エグゼクティブ=高級、ぜいたく)が求められた。
 広い中国での広告費は台湾の5倍にもなる。
 しかし、世界最大のネット社会となった中国では、ネット販売で食品から外車まで、爆発的なヒットが生まれているのも事実だ。ネットをいかに活用するかが、成功の鍵のようだ。