【中国時報】国際花博 空心菜に熱い視線 エコ目的、高値販売


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 開催中の国際フローラルエキスポで販売されている空心菜(エンサイ)が、5株500元(1400円)という、不当な高値で販売されていると、台北市議会で、市側がただされたことから、地味な脇役だった空心菜に注目が集まっている。

 この空心菜は食用ではなく、淡水河から引いた水をマコモなどの水生植物とともに浄化するため、敷地内の池に植えられている。浄化された水は、博覧会場の散水に利用されている。
 主催者によると、水生植物による水の浄化と再利用は、同博覧会が誇るエコデザインの一つ。500元には、植え付けや管理のためのコストが含まれており、決して法外な値段ではないとしている。市議会での質疑がきっかけとなり、今では脇役だった空心菜目当ての来場者も増えている。