タチウオ狙いでタコ


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 17日、シーランドフィッシングアドバイザーの儀保順一さんは宜野湾海岸へタチウオ釣りに出掛けた。昨年のこの時期に面白いようにタチウオが釣れたので、今年も確実に釣れるという自信があって常連客も誘った。ところが、この日は近くで行われていた突貫工事の振動のせいか、全く喰(く)ってくれない。仕方無くポイントを比謝川の河口に移すことにした。

 ポイントに着いてタチウオ仕掛けを投げようとしたら、眼下にタコの姿を発見。すぐさま、タチウオ用のルアーの針で引っ掛けたが、タコは海底に張り付いてしまって動かない。そこで少しテンションを緩めて待っていると、再びタコが動きだした。すかさずラインを巻き上げて釣り上げたのが1・3キロのまずまずの大きさのタコ。そこで、大雨が降り出し納竿(のうかん)となった。
 簡単・確実に釣れるはずのタチウオが釣れず、思いもしなかったタコが釣れるとは。セオリー通りにいかないのが、釣りの難しいところであり、楽しいところでもある。

◆MFG懇親チヌ釣り大会
 12日から14日までの3日間、MFG懇親チヌ釣り大会が開催された。大会は90人が参加して行われ、期間中に釣ったチヌ2尾の全長を合計したポイントで競った。主な結果は次の通り。
1位渡嘉敷正輝(83・1ポイント)
2位名嘉山悟(81・7ポイント)
3位玉城正一(75ポイント)
 釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

11月19日、石川海岸で640グラムのアオリイカを釣った伊波智樹さん(エギ3.5ピンク)
11月7日、伊奈武瀬で28センチのアイゴを釣った伊藤美麗さん
MFG懇親チヌ釣り大会の参加者
11月12日、鳩間島一文字で石垣の「フィードマン」と沖縄本島の「琉釣会」のメンバーが交流タマン釣りを行った
11月14日、泡瀬漁港で76・2センチと73センチ、68・5センチのタチウオをルアーで釣った要さんと島元さん
11月21日、阿嘉島でアーガイ、カツオ、タマンなどを釣った上原康平君(西崎中2年)
11月21日、那覇近郊で、カーエーの38センチやチヌ39センチなどを釣った垣花道太さん