【中国時報】ジャンボタニシ、上海ガニの餌に 養殖業者が活用


社会
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 雲林県に住む洪明昌さんは5年前、薬も人工飼料も使わない上海ガニの養殖を開始。試行錯誤の結果、農家が駆除に苦慮しているジャンボタニシがカニの好物であることが分かり、買い取りを申し出たところ、農家から問い合わせが殺到している。

 需要の高騰で、近年上海ガニの養殖は、大規模になる一方。そのため水質が悪化し、多量の薬物が使用されている。洪さんは、より自然な養殖方法を目指して、まずは水生植物による水の浄化と放流した小魚を餌とする養殖を開始した。
 最近になり、カニが養殖池に発生したジャンボタニシを好んで食べていることを発見。生きたタニシを殻ごと食べるばかりでなく、ふ化した後のタマゴの殻まで食べることが分かった。許さんは1キロ5元(約15円)で買い取るとしている。