【中国時報】最高額1千万元に 確率もアップレシートくじ


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 台湾財政部(財務省)はこのほど、2011年1月から「統一発票」(国規定のレシート)に付いているくじに、新たに特別賞を設け、当せん賞金を1千万元(約2800万円)にすると発表した。

最下位の6等の当せん番号(2桁)も現在の3組から5組に増やす。
 台湾ではコンビニエンスストアやレストランなど、ほとんどの店のレシートにくじが付いている。レシートに通し番号を付けることで店舗を特定し、脱税を防止する目的で始まった。奇数月に抽選がある。
 現在の最高賞金は1等の200万元(約550万円)。6等の当せん番号数が増えたことで、11年の当せん者数は535万人となり、当せん確率も0・3%から0・5%にアップする。
 来年の賞金総額は、79億元(約220億円)と10年の約50%増。消費が予想以上に低迷した場合は、6等の当せん番号を減らす可能性もあるとしているが、特別賞の減額などは絶対にないとしている。この措置で11年は年間48人の「1千万長者」が誕生することになる。