【中国時報】陳前総統の長男が当選 高雄市議選トップ


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 収賄などの罪で、実刑判決が確定した陳水扁前総統の長男・陳致中氏が、11月28日に行われたトリプル選挙で、高雄市議にトップ当選した。台北、高雄、新竹など全国5直轄市の市長などの選挙で、陳氏の得票数は、全国でも2位の劇的勝利となった。

 高雄市の前鎮小港区から出馬した陳氏の得票は、3万2947票。前回選挙のトップ当選者の得票数を倍以上、上回った。陳氏は選挙期間中、自身の買春疑惑や両親の有罪判決で苦しい選挙戦を迫られたため、喜びもひとしお。
 「両親の雪辱を果たし、無罪を証明できた」とコメントしているが、陳氏自身も現在裁判中の両親の汚職事件に連座しており、今後有罪判決が確定すれば、終生公民権を奪われた上、議員を失職することになる。