琉球新報社 沖縄の釣りに魅せられて、本土から沖縄に移住してくる釣り人も少なくない。関東出身の山本仁美さんもその一人。海外でＧＴの引きを味わってからは、すっかりＧＴの魅力に取りつかれ、今年１０月、沖縄に移住。１２月８日、釣具店で知り合った地元アングラーに、いろいろな魚が釣れるからと案内されて、金武町浜田漁港へ。
夕マズメにミジュンの群れがボイル（大型魚等に追われて海面に小魚がわき出る事）するのを待ちながら、肩慣らしのつもりでルアーを投げていると、群れの様子から大型魚の気配を感じた山本さん、シンキングミノーで底近くをスローに引くと、いきなりのヒット。ややキツ目に締めたはずのリールから１０～２０メートル程ラインが引き出された。初めて味わう引きなので最初は戸惑ったが、同行者のアドバイスもあって、無事に取り込んだのは体長１メートル、５キロの立派なカライワシ。
「移住して１カ月少し、しかも丘っぱりでこんな大物が釣れるとは」とますます釣りに夢中の女性アングラー。
ジャパンカップクロダイ沖縄大会
１２日、糸満市西崎の沖堤防を舞台に２０１０ジャパンカップクロダイ沖縄大会が開催された。各選手、なかなかクロダイを釣り上げる事ができない中、競技開始５分足らずで３３センチのクロダイを釣った国場克鷹さんが優勝を手にした。
１位 国場克鷹 １５５０グラム（チヌ５９０グラムほかガクガク）
２位 宮城啓佑 １１１６グラム（ガクガク）
３位 田島 司 ９４０グラム（ガクガクとトカジャー）
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。（おきなわ釣王国社・仲栄真修）
