琉球新報社 台湾の清華大学はこのほど、２０１１年に４０周年を迎える保釣（尖閣諸島保護）運動を記念し、史料集『啓蒙（けいもう）・熱狂・内省―保釣運動四十年』の出版発表会を開催した。１９７０年代当時の運動家も多く参加してコメントし、注目を集めた。
本書は同大学図書館の保釣運動関連史料収集計画の発起人である謝小〓同大教授らが編集した。
所蔵史料の図録に、詳細な解説と関連図書の紹介、索引などを付けた。保釣運動の全容を理解するための重要な資料になると評価されている。
陳力俊学長は「理想に燃えた学生たちの無私の情熱が、台湾の民主化と中台関係に大きな影響を与えた」と運動の歴史的な重要性を強調した。同大は２０１１年の４０周年を記念して、さまざまなイベントを開催することにしている。
※注：〓はクサカンムリに「今」
