【中国時報】2010年の漢字は「漲」 中台共催で初めて選考


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 台湾「旺報」と中国「廈門商報」などの新聞が主催した「2010海峡両岸年度漢字評選」の結果が2010年12月28日、台北の中山堂で発表され、9万票余りを得た「漲」(ちょう・みなぎる。水があふれる様子、盛んなどの意味)が選ばれた。

 中台共催で1年を象徴する漢字を選考するのは、これが初めて。
 11月22日から始まった投票は、中台双方から56万人が参加。上位36文字が選ばれた後、2回の選考を経て「漲」が選ばれた。主催者は、物価の上昇や家賃の高騰ばかりでなく、中台の将来への期待の高まりが反映されたものとみている。最終選考には「和」「博」「縁」「歎」なども残った。会見の後、出席した中台の著名書家10人が、20メートルの宣紙にそれぞれ最終選考に残った漢字を揮毫(きごう)して落款(らっかん)を押し、会場は賞賛の声と拍手に包まれた。