ここ最近好調が続いている伊是名島沖でまた巨大なカンパチが釣り上げられた。12月21日、山田治男さんは伊是名沖へと向かった。水深120メートルのポイントで、仕掛けを下ろすと良型のシチューマチが次々にヒット。しばらくの間入れ食いが続いたが、一時間ほどであたりがぴたりと止まった。
「近くに大物がいる」と判断した山田さんは、すかさず用意しておいたムロアジに針を掛け、海底へと送り込んだ。1投目、2投目とあたりはあるものの、なかなか針掛かりしない。3投目、魚がムロアジを飲み込むのを確認して鋭くアワセを極めた。次の瞬間、大魚は海底へと一気に走り抵抗を見せた。10分ほどのやりとりで船上へと上げられたのは、38キロの立派なカンパチだった。
この日は同サイズと思われるあたりが、ブレイクも含め5回もあったという。今が旬の伊是名海域での大型カンパチ釣りは、ロングランで楽しめる。
(リポート・大城耕)
お年玉はバショウカジキ
12月29日、正月用の魚を釣りに海勇丸(仲栄真盛勇船長)で金武湾に出掛けたオーパFCのメンバー。水深70メートルの魚礁にアンカーを打って天秤(てんびん)釣りを開始した。
良型のアカジンやヨナバルマジク、ミーバイなどが釣れていたが、午後1時35分、サワラ狙いの崎浜秀智さんの仕掛けに大物がヒット。竿(さお)が曲がり、リールからラインが引き出されると同時に、沖でバショウカジキがテールウォーク。皆が大物釣りの経験者だったので冷静に対処、10分ほどのファイトで釣り上げたのは31キロのバショウカジキで、うれしい正月のお年玉となった。2011年も安全第一にマナーを守って釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
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