【中国時報】義務教育１２年に　高校無料化、入試全廃も

　馬英九総統は１日、年頭の所感を文書で発表し、２０１１年から義務教育を１２年間に延長することを明らかにした。１４年までに、全ての高校の学費を無料化し、入試もほぼ全廃する。

　馬総統は今後１０年を「黄金の１０年」と位置付け、平和で建設的で幸福な１０年にすると宣言。教育は国家百年の大計で、国力の源であるとし、高校を段階的に義務教育化し、学費の無料化を実施していく。１１年は手始めとして、職業高校の学費全面無料化と一部を除く入試の撤廃を実施する。また就学前教育の重要性にも配慮し、１１年から５歳児の教育費も全額無料化。政府の財政状態を見て、３、４歳にも拡大し、教育費の負担軽減を図っていく。しかし、幼稚園の義務教育までは、将来的にも検討していないとしている。