潮も変化 秋シーズンの始まり


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 暑さで一休みしていた白・黄・オレンジのハイビスカスが久しぶりに大きな花をつけだした。まだまだ暑さは続くが庭の樹木もそろそろ秋が近い事を知らせてくれる。陸の気候は海しだい。24日からの海は昼より夜の干潮時の方が潮位が低くなる、冬の潮へと変化を始める。今週から次週の連休は秋の釣りベストシーズンのスタートである。

『各地の釣果』
 ◎人気魚、タマン、チヌ、カーエー、3種の合計長寸131センチ、泡瀬一文字。釣り大会で3種類の魚の合計長寸で順位を決める方法があるが、10日の夜釣りで沖縄市の稲嶺盛仁さん、道糸、ハリス5号のウキ釣りで3種類の人気魚を釣り上げた。満潮から下げ潮狙いで夕方からサオを出し、21時ごろから35センチ前後のカーエーが釣れだし、1時30分に55センチのタマン、3時に41・5センチのチヌを釣り、その後明け方までカーエーがヒットした。(熱田つりぐ)
 ◎釣り歴1カ月の初心者が、フカセ釣りで50センチ前後のガーラなど数釣り。7日、本部イカダで那覇市の渡久地政也さん、磯サオ1・5号5・3メートル、リール2500LB、道糸3号、ハリス3・5号、ウキ3B、オキアミのエサのフカセ釣りで53センチのガーラ、33センチのツバメウオなどベテラン顔負けの釣果。棚は魚が見えたらウキ下を浅く、見えない時はサオ1本半位と深くする。アタリは午前中と午後3時以降に集中した。(マンモス小禄)
 ◎残波岬の打ち込み釣りで59・5センチのイラブチャー。4日午後5時半ごろ、灯台下の岩場から宜野湾市の川越崇さん、ハリス、道糸12号、サンマのエサの打ち込み釣りでの釣果。(サンノリー北谷)
 ◎遠征伊是名一文字で南釣友会、アカジン70・5センチなど数釣り。9日から10日にかけて仲村渠康さん、冨里将志さん、仲村直さんら3名、6本のサオを出し、アカジン、ミーバイ、フカセでグルクン、アーガイなど数釣りをした。サオ小笠原11、リールペン4/0、道糸50号、ハリス60号、オモリ60号、エサはグルクン。(シーランド南風原)
 ◎パヤオで大釣り。沖縄リハビリテーション病院、泡瀬センター釣り仲間、8日、いつもは磯釣りをしている職場の釣り仲間の初の船釣りは熱田漁港から直丸(宮城船長)でパヤオ釣り。13・4キロのキハダマグロやカツオ50匹など船酔いも忘れて大釣りした。(ステップ具志川)

『前週カーエーが釣れていたポイント』
浜比嘉防波堤(防波堤釣り入門52ページ)、那覇共同サイロ(27ページ)、与根漁港(35ページのC)
 ○ウキをつけないサビキ釣りの名人、平安座の浜川さん、イラブチャー36匹。20年近い宜名真防波堤のサビキ釣りの歴史の中で、初代の名人はウキをつけずに垂らして釣るこの人。1日の夕刊の山原のポイント(ポイント80ページA)を見て、まだまだ若い人には負けないと、10日そのポイントに釣行した。仕掛けは、下にカゴをつけるサビキ釣りだが、更にカゴの下にはサシエ用の仕掛けがついており、凹凸の激しい海底に潜むイラブチャーを36匹も釣り上げた。(仕掛け別図)

 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)人気魚3種類を釣った稲嶺さん
(2)釣り歴1カ月の渡久地さんのイカダ釣りでの釣果
(3)打ち込み釣りにハマっていると言う川越さん
(4)南釣友会、伊是名での釣果。左から仲村渠さん、冨里さん、仲村さん
(5)沖縄リハビリテーション病院、泡瀬センターの釣り仲間の釣果

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