【中国時報】“旧敵”仲良く?並んでお茶 蒋介石と毛沢東


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 桃園県の蒋介石彫像公園の近くにこのほど、公園全体を見渡せる展望台を備えたカフェ「両岸交流センター」がオープン。店内に仲良く並んだ蒋介石と毛沢東の実物大の座像が人気を呼び、多くの中国人観光客が訪れている。

 経営するのは、18年前に中国から嫁いできた謝求香さんらの夫婦。謝さんは偶然にも、毛沢東と同郷の湖南省出身だ。公園建設中、隣にある憲兵隊と交流が深まり、開店時に憲兵隊から大きなマスコット人形が送られ、中台の2偉人を台湾の憲兵が「警備」するユニークな場面が実現した。
 2体の木彫り像制作に掛かった費用は、約300万円。かつては敵対した偉人2人が、仲良く並ぶ様子がほほ笑ましいと、開店1週間足らずにもかかわらず、観光客でにぎわっている。