【中国時報】中国富豪 寄付16億円 台湾の社会的弱者に「札束」


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 中国の大富豪として知られる陳光標氏ら企業家46人が26日、台湾を訪れ、南投、新竹、花蓮の3県で、社会的弱者救済のための寄付金を贈呈した。総額は1億3千万人民元(約16億円)で、1人に3万~15万円支給される。

 動機について陳氏は「台湾企業は、中国の災害復興などに多くの寄付をしてきた。これは感謝の印で、来年以降も続ける」としている。だが壇上に札束を積み上げ、一人一人に手渡すとした陳氏の寄贈方法には疑問の声もあり、桃園県は寄付の申し出を断った。
 台湾の法律では、寄付金を受領できるのは、行政機関と法人だけ。領収書の発行や使途の明確化などの規定もあり、陳氏も台湾では直接個人に手渡すのではなく、救済基金の口座等に振り込む形になる。