【中国時報】国防部がF16、66機購入へ 精密誘導爆弾にも約5億ドル


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 台湾の消息筋によると、台湾国防部は先ごろ、来年度予算として、66機のF16戦闘機など購入のため約46億ドルを計上した。過去10年来、国防部が「緊急の軍事的必要性のため」としてF16戦闘機の購入を決めたのは、今回が初めて。今回の購入に関して、米側はこれまでになく積極的だとも伝えられており、同予算が国会を通過次第、米政府も販売を許可し、正式な販売価格が伝えられることになる模様。予算のうち10%は、精密誘導爆弾JDAMの購入に充てられる。
 今回緊急に予算が計上された背景には、台湾が米空軍の新世代戦闘機の研究計画に参画を許されず、新型機の購入は15年後になる見込みであること、F16の生産が2年後には終わるため、今後価格の高騰が見込まれること、また、本年度の国防予算の増額で、予算が計上しやすかったこと―などが挙げられている。