【中国時報】ビタミンCで風邪悪化!? 漢方医が警告


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 風邪をひいたら、果物を食べてビタミンCを補給するというのが常識だが、台中慈済病院漢方医療部の陳建仲主任は「今年の風邪の特性から見ると、むしろ症状を悪化させる可能性がある」と警告している。

 陳氏によると、今年の風邪はいわゆる「寒性感冒」。ミカンやキウイはビタミンCを多く含み、ナシには咳(せき)や痰(たん)を止める作用もあるとされているが、いずれも「寒涼性」の食物であるため、「寒性感冒」の症状を悪化させる可能性があるとか。
 「寒性感冒」とは、冷気に触れると咳が出て、なかなか止まらなくなる風邪で、水状の鼻水と白い痰が出る。陳医師は「柳丁」(台湾オレンジ)は「平性」なので、果物でビタミンCを補給する際には「柳丁」をとアドバイスしている。