気圧上昇で各地大漁


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「台風後の爆釣れ」
 台風後はボーナス日だと言って、本島最北端の辺戸岬の駐車場の岩場や、真栄田岬のがけの上からハワイ式のアンカー仕掛けで大型タマンやミミジャーを10匹以上も釣る人がいた。
 昔も今も魚は台風が通過して気圧が上昇する時によく釣れる。17日の気圧は那覇周辺で940ヘクトパスカル、18日には980ヘクトパスカルと急上昇し各地で爆釣れした。
 ◎アーガイ70匹以上、台風後の泡瀬一文字防波堤。南城市の釣りクラブ「猛魚追跡」会長の仲村優さん、18日午前8時からハリス1・5号ウキ下4メートルのフカセ釣りで24匹のアーガイをゲット。コツはネリエとオキアミを交互に使用、餌慣れを防いだ。
 早朝6時から近くでサオを出していたトヨタカローラ沖縄勤務の伊波武さんも一投目から入れ食い。フリー全遊動で48センチのアーガイにタマン、マクブなど計20匹とアタリ連発。午後3時にはクーラーに入らなくなりストップフィッシング、ハリス4号のフカセ釣り。隣の上間正勝さんも写真の通りアーガイ30匹の台風後の爆釣れを満喫した。ポイントはいずれも防波堤釣り入門51ページ、Hの外側の大きなテトラの上。(熱田つりぐ)
 ◎那覇北マリーナの夜釣りで40センチ前後のカーエー8匹爆釣れ。これも18日、午後6時からサオを出した那覇市の真栄城剛さん美智子さんカップル。三重城は釣り人が多いので北マリーナでサオを出した。ハリス3号、棚は2メートルぐらい、アタリは7時から午前3時まで平均した。他にバラシ2回、エサ盗りのアタリ4回ぐらいあった。週に一度は釣りをするという。
(シーランド那覇)
 ◎これも18日、三重城港。カーエー狙いのウキ釣りで超特大73・5センチ、5キロのタマン。午後10時からハリス7号、2号ウキ、オキアミの餌でカーエーを狙っていた那覇市の島袋優さん、棚は水深6メートル前後の底近く。エサ盗りのアタリは数回あったが唯一のアタリは午前4時のこの大物、強烈なタマンのパワーに対応した3号、5・3のサオは5万円以上のブランド物。(マンモス小禄)

 ☆誰にも教えるな!と釣り人の口コミで大フィーバーしている中城村北浜のタマン釣り。10年前の「海と釣り22号」に掲載されている北浜のポイントで、タマンが大釣れしているのでバックナンバーが欲しいとの問い合わせが多くなった。昭和62年に年間記録56・3センチのチヌが釣れたポイントである。沖縄仮設の宮城則夫さん、会社の友人からここでタマンが釣れているのを聞き、17日午後4時ごろから道糸・ハリス10号の打ち込み釣り。水深は1メートル前後と浅いが、根掛りが少ないので遠投して60・2センチのタマンを釣った。前日には10人以上の釣り人が台風後を狙ってサオを出していたが、タマンは釣れていなかった。地元の人の話では11月ごろまではタマン、その後は巨チヌが釣れるそうだ。(熱田つりぐ)
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)アーガイ20匹、釣りクラブ「猛魚追跡」会長の仲村優さん
(2)アーガイなど20匹以上、泡瀬一文字で伊波武さん
(3)30匹以上の爆釣れ、上間正勝さんの釣果
(4)カップルでカーエー8匹、真栄城剛・美智子さん
(5)3号磯ザオで73・5センチの大型タマンを釣った島袋優さん
(6)中城村北浜でタマンと宮城則夫さんの釣果
(7)西洲で61・5センチのガーラをゲットした與世山淳さん