各地でタマン好調


社会
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 不調だったタマン釣りが、ゴールデンウイークに入って各地で釣れだした。毎年ゴールデンウイーク前に爆釣する事が多い那覇一文字でも、ようやくタマンの大釣りが始まった。連休に入って、多い人は1人で5~7匹のタマンを釣る人も現れ、例年に比べ約1カ月遅れのタマンフィーバーが始まった。また、恩納海岸でも1人で5匹のタマンを釣った人がいて、バラシも8回あったと言う。伊江島でも60~65センチのタマン4匹の釣果があった。

◆泳がせ釣りで48キロカンパチ

 4月21日、長崎からパヤオの大型マグロを狙って訪れた西活央さん。パヤオでマグロやカツオを釣りながら、ムロアジの生きエサで大型マグロを狙ったが、ノーヒットだった。
 帰りの途中、残ったムロアジ1匹とツムブリ1匹を生きエサに、大型カンパチのポイントで1発大物を狙うことになった。1投目、ムロアジをエサに仕掛けを下ろした途端にヒットしたが、根に潜られラインブレイク。
 2投目、大きめのツムブリをエサに仕掛けを下ろし、底ダチを取って間もなくヒット。大物竿(ざお)が海面に突っ込み、キツ目にドラグを締めたリールからギィーギィーとラインを引き出された。しかし、今度どうにか底から引き離す事に成功。西さんの渾身(こんしん)のファイトで海面を割って出た大物は160センチ、48キロの特大カンパチであった。
 GWも後半となりましたが、安全第一にマナーを守って釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

4月25日、宜名真で53センチと43センチのヒレーカーと、44センチのイスズミを釣った石川清久さん
4月21日、泳がせ釣りで160センチ、48キロのカンパチを釣った西活央さん(釣船・YOSEMIYA3号)
4月28日、座間味一文字で81.2センチ、9.25キロのアカナーを釣った平良新さん
4月24日、那覇空港沖で62センチ、3・55キロのサザナミダイを釣った山下寛治さん
4月26日、伊平屋島で66センチ、4.4キロのムネアカクチビを釣った新垣真澄さん
4月30日、那覇で70センチ、4.12キロのタマンを釣った運天浩治さん(南遊海)
4月29日、那覇一文字で66センチ2匹と55センチのタマンを釣った長嶺良太さん