【中国時報】指名手配犯は警察隊に勤務


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覚せい剤取締法違反 彰化県警察隊が9月22日、隣接する嘉義市の指名手配犯の実家を急襲したところ、実の母親から「今は彰化の警察隊に務めている」と知らされ、急きょ本隊に戻り、指名手配犯を逮捕するという珍事が起こった。
 逮捕されたのは、覚せい剤取締法違反の容疑で8月20日、嘉義地方検察署から指名手配されている銭大仁容疑者(24)。兵役の代替役として、1カ月前から彰化にある警察隊に配属されていた。同隊では近年、前科がある者の配属が少なくなく、今回も勤務には就かせてはいなかった。
 銭容疑者は、警察からの度々の出頭命令に従わなかったため、指名手配されていた。捜査を進めていた彰化県芳苑郷の駐在署長が、実家に潜伏しているとの情報を得、逮捕に向かったところ、今回の珍事となった。