【中国時報】中国のスパイ自首で減刑も 国家情報工作法修正案


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 台湾に潜入したスパイが自首し、国家的な危機から免れる協力を行った場合、減刑や刑の執行の免除などを行うことを定めた「国家情報工作法」の修正案が5月26日、立法院(国会)の外交および国防委員会を通過した。

 本法案は中国のスパイを想定したもので、観光やビジネスなどの名目で来台し、目的とは合致しない活動や仕事などに従事した場合、政府機関は事情聴取や出頭要請ができることも定めており、拒否した場合は法的な処分を受ける。
 台湾の報道機関によると、委員会の席上、国家安全局長が台湾国内には約30人の中国人スパイが潜入していると発言したとしているが、国家安全局は27日、スパイの潜入には言及したが、具体的な数字は上げていないと一部否定している。