【中国時報】上海児童の肥満、世界水準超える


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 上海交通大学医学部が先頃発表した最新の調査報告によると、上海の学齢児童の過体重率は、13・3%。肥満率は6・5%で、世界的な水準を超えていることが分かった。

 調査に当たった同大栄養学科の蔡美琴教授によると、国際肥満会議(IOTF)とWHOの報告によると、世界の過体重率の平均は10%。肥満率は約3%とされている。上海の学齢児童の肥満の状況は、発展途上国の水準に近づいているとしている。
 過体重児童は、祖父母により養育されている率が父母より多く、祖父母は溺愛のあまり、おやつなどを与えやすいためだと思われる。
 過体重と肥満の率は、内陸より沿海地域、女児より男児の比率が高く、年齢では、10歳から12歳が最も高かった。