【中国時報】すし万引、邦人逮捕 台南


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 台南警察署は今年2月、商店で巻きずしを万引した罪で日本人浮浪者を逮捕。微罪であるため不起訴となったが、違法滞在者であったことから、不法滞在者として収容。男性はボランティアによる看護や医師の無料診断などを受け、5月30日、日本に送還された。

 この男性(60)は昨年10月、観光の名目で台湾に入国し、各地を放浪。今年2月になり所持金が底をついたため、万引をしたもの。子どももなく、日本には家族も友人もいないとしている。
 収容後、重度の高血圧であることが分かったため、医師が無料で診療。ボランティアが毎日見舞い、衣服を差し入れるなど、手厚い処遇を受けた。
 違法滞在の罰金もあり、帰国費用は本来自己負担だが、本人に支払い能力がないため、当局の裁量で免除された。