【久米島】観光フィッシング本番を迎えている久米島で16日、名古屋から訪れた平山宏幸さん(45)が重さ286キロ、体長2・6メートルの本マグロ(クロマグロ)を釣り上げた。
帰港した兼城港には話を聞きつけた住民らが集まって平山さんの健闘をたたえ、つるされた黒光りする巨体に歓声を上げた。
久米島漁協所属「たか丸」(仲道孝船長)の案内で生きたカツオを餌にトローリングをしていたところ、同日午後0時20分ごろ見事ヒットし、約6時間に及ぶ格闘の末、仕留めた。平山さんは「6年間狙い続けた念願のクロマグロに楽しませてもらった」と満足した様子で話した。
船長になって5年目の仲道さんも自分のことのように喜び「クロマグロは漁師にとっても夢の魚。次は自分が釣りたい」と意気込んだ。
(盛長容子通信員)
英文へ→Giant bluefin tuna caught after six hours on the line