【中国時報】台日僧侶クルーズ船で法要 震災水難者ら弔う


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 台湾と日本の僧侶1080人が22日、クルーズ船上で水難者を弔う大規模な海上法要を行った。22日に基隆港を出発したスタークルーズのクルーズ船は、3日間かけて台湾を一周。参加した真言宗の日本人僧侶十数人は東日本大震災の水難者の霊を弔った。

 今回の法要クルーズは、台湾の中華国際慈航功徳会が主催。主として300年前、大陸から台湾に渡航する際水死した祖先や第2次世界大戦中に水死した戦争被災者、過去に数度台湾を襲った津波による死者を弔った。
 名誉船長には王金平立法院長(国会議長)が就任し、各宗派の長老自ら大斎天、大焔口、幽冥戒、消災壇など、それぞれの宗派の祭壇を設け、法要を行った。今回の法要クルーズには僧侶を含め、1800人余りが参加した。