150センチ、42キロと小柄な尾谷まゆみさんは釣りが好きで沖縄に移住してきた釣りガール。6月18日、那覇北マリーナから寄宮IIIで午前6時30分に出船。夕方近くまで慶良間周辺を回って、同乗の男性2人が26キロのGT(ロウニンアジ)をそれぞれ釣ったが、尾谷さんはシジャーのみの釣果だった。
午後5時にラスト一投となり、疲れた体にむち打ってキャストするとルアーの後ろから巨大なGTが浮いてきた。ルアー目がけて食い付いてきたが鈎掛かりせず、誘いをかけると2度目誘いでヒット。フッキングを入れた瞬間、今まで味わったことのない強い引きで一気に100メートル近くラインを引き出された。小柄な尾谷さんは竿(さお)を持っているのがやっと。油断すると海に引きずり込まれそうになった。
すかさず、2人の男性がサポートに入りGTとのファイト開始。無我夢中のファイトで、膝はガクガク、竿を持つ手にも握力がなくなってきた。頭の中は真っ白になり、後から思い出してもこの時の45分間の記憶がない。気が付けば、2人の男性と、キャプテンのサポートのおかげで48キロの巨大なGTが船上に横たわっていた。
■JAPAN FISHING WEEK(日本つり週間)ファミリー釣り大会参加者募集
日本釣振興会沖縄県支部では7月24日(日)に宜野湾新漁港で行われるJFWファミリー釣り大会の参加者を募集している。参加費は無料(先着100名要受付)。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。暑い日が続きますが水分補給は十分に、安全第一にマナーを守って釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)