【中国時報】孫文、米帰化を計画 ハワイで出生証明取得


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 米トリニティ・カレッジ歴史学科主任のレスツ教授は7月25日、米政府の駐台湾機関である米国在台湾協会(AIT)主催の座談会で、孫文一家が清朝の追及を逃れてハワイに滞在した際、アメリカの公民権を得るべく出生証明を取得していたことを明らかにした。

 取得していたのは、孫文と第一夫人の盧慕貞、長男ら計5人。その後船でサンフランシスコに向かったが、孫氏が10代でアメリカを離れて以降、長期に帰米しなかったことは、米公民権の放棄に相当するとして、移民局に拘留された。
 教授は、孫文とアメリカとの関係は、その思想にも反映されており周知の事実だが、孫文が米国内から支援を得るため帰化を計画していたことは新たな発見で、孫文研究の新たな一ページとなるだろうとしている。