各地で大型ガーラ続々


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 各地で大型ガーラ(ロウニンアジ)が釣れている。
7月30日から31日まで行われた2011全駐労磯釣り大会に参加した照屋貴友さん(珍福会)は、ここ最近大型ガーラが釣れている汀間漁港で夕方7時30分ごろから竿(さお)を出した。

 事前に釣っておいたアオリイカを餌に40メートルほど仕掛けを投げ込んでアタリを待った。午後8時にいきなり10号竿が海面と水平になるほどくの字に曲がると、きつめに締めたドラグからギィー、ギィーと20メートルくらい沖に向かって引き出された。すぐに竿を持ち、竿をためて魚の引きに耐えていると、沖に逃げきれないと悟ったガーラは反転。今度はこちらに向かって走り、足元近くまで来ると、今度はテトラ沿いに沖に向かって右に走りだした。

 これまで何度もこのポイントで大型ガーラを釣り上げている照屋さんは、このガーラの走りを予測していて冷静に対処、15分ほどで22キロのガーラを取り込んだ。しかし、これだけでは終わらなかった。午後9時にも7キロ、午前0時には24キロの大型ガーラを20分ほどで釣り上げた。用意した150リットルの大型クーラーに魚が入らなくなったので早々に引き揚げたが、見事ガーラ部門で優勝し、結成50周年という節目の大会に花を添えた。

全駐労磯釣り大会結果
【ガーラ部門】
 1位 121センチ、24キロ 122センチ、22キロ 照屋貴友
 2位 61・5センチ 上當淳
【タマン部門】
 1位 64・3センチ、3・75キロ 仲宗根保
 2位 62・5センチ、3・2キロ 新里金一
【カーエー部門
 1位 41・3センチ、1・39キロ 徳元清
 2位 37・9センチ、1・8キロ 野村悦一
【チヌ部門】
 1位 48・1センチ、1・59キロ 知花悟
 2位 38・1センチ、0・89キロ 崎原栄高
【ミーバイ部門】
 1位 60・6センチ、1・69キロ 上江洲勝男
 2位 45センチ 米須清一
【その他】
 1位 55・1センチ、3・35キロ(マクブ) 真鶴泰浩
 2位 44センチ、33キロ(ロサー) 照屋守生

東レファンの集いで2位
 7月17日に広島で行われた「東レファンの集いチャリティーチヌ釣り大会」に釣り仲間6人と参加した渡嘉敷正輝さんは、各地から集まった猛者を相手に勝ち進み、堂々2位の栄冠に輝いた。渡嘉敷さんは、ここ数年全国大会でも活躍の著しい県勢の中でも最も注目したい若手の1人、今後の活躍が楽しみだ。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

7月31日、7キロ、22キロ、24キロのガーラを釣り上げた照屋貴友さん
7月28日、本島北部の海岸で112センチ、17.3キロのロウニンアジを釣った長嶺卓さん
7月27日、平安座海岸でロウニンアアジの110・9センチ、16・2キロを釣り上げた呉屋幸男さん(珍福会)
7月22日、宇堅ビーチで74センチ、2・08キロのイケガツオを釣った仲本路也さん(写真は娘のゆうきちゃん)
7月25日、伊江島沖でお父さんが釣ったミーバイ42センチ、1・15キロを持つ娘の大城エマさん
7月17日、広島で行われた大会で2位に輝いた渡嘉敷正輝さん
7月29日、安田沖でアカジンの103・6センチ、20・75キロを釣った當山光蔵さん
7月30日、与那原海岸で32センチのイノーアカジンを釣った金城海渡さん