【中国時報】世界平均の2・5倍 覚せい剤常習者人口比率


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 衛生署(厚生労働省)管制薬品管理局は5日、覚せい剤常習者の人口に対する比率が、0・5%と、世界平均の2・5倍という高さであると発表した。MDMAやエクスタシーなど摂取すると頭を振るようになることから、台湾では「揺頭丸」と称している。最近はさらに強力な混合覚せい剤「揺頭水」も出回っている。
 調査によると、台湾の12歳から64歳の覚せい剤使用率は1・2%。12歳から18歳の若年層に限ると、2・5%と非常に高い。また、若年層の男女比では、10年前には男1対女8だった比率が、一昨年には男1対女3となっており、男性の増加が目立つ。
 同局では覚せい剤等を使用しないよう若者に呼びかけるため、全国の高校に、覚せい剤常習者の見分け方や中毒の怖さを伝えるマンガを配布することにしている。