【中国時報】平安さんが三線で参加 客家人音楽家と共演


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 客家人ミュージシャンとして知られる林生祥さんと鍾永豊さんのニューアルバム「種樹(木を植える)」に、沖縄出身のアーティスト平安隆さんが三線奏者として参加し、話題を呼んでいる。
 平安さんと林さんは2003年、台湾で開催された音楽祭に出演したことがきっかけで知り合い、意気投合した。
 林さんが平安さんの沖縄の実家を訪ねるなど、交流を続けてきた。林さんは「平安さんの音楽は、海のニオイがする。南台湾の湿潤な気候にぴったりの音だ」と絶賛している。
 林さんと鍾さんは、ダム建設反対など社会的メッセージの強い歌で知られている。今回のアルバムは、南台湾の美濃に住む農村の暮らしを歌ったもの。
 林さんは「世間は政治的なスローガンにばかり興味を示す。このアルバムで底辺の声を世の中に届けたい」とアルバム発売に向け、抱負を語った。