中国からの観光客数が、5月から連続3カ月、前年同期比で約20%、3カ月合計で3万人と大きく下落。3年前の7月に受け入れを初めて以来、初めてのマイナス成長に観光業界を中心に動揺が広がっている。
原因について業界関係者は、過当競争による異常な値下げ競争が、ツアーの質と量の低下を招いていると指摘。今後は協会内で協定を結び、1日当たりの旅行代金を60ドル以上とするよう規定。違反者は当局に通報し、中国人旅行者取り扱い許可の停止等の措置を取ることにした。
観光客1人当たりの消費額も1日60ドルから20ドルに大幅下落。お土産店での詐欺まがいの行為がマスコミで報道され、台湾製品への信頼失墜が一因だとして、政府も今後品質保証などの制度を整備していくことにしている。