「一つテンヤ」で高級魚


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 8月25日、シーランド企画の沖釣り大会に同行取材した。この大会は本土大手釣り具メーカーの営業担当者と同店スタッフの親睦を図ろうと企画されたもので第3寄宮丸と第5寄宮丸の2隻に18人が分乗して慶良間周辺をポイントに、「一つテンヤ釣り」という釣り方で1尾の魚の重さを競った。一つテンヤ釣りとは、オモリと針が一体化した仕掛けで、本土では、これにエビを付けてマダイを狙う釣り方で、古くから本土の漁師さんの間で行われている漁法。エサ取りの多い沖縄ではエビだと1分と待たないことも多いので、エサ持ちの良いイカやカツオのハラゴの切り身などを短冊にしてミーバイ類やタマン類などを狙う五目釣りで人気がある。釣り方は流し釣りの要領で船を流しながら、仕掛けを底に送り込んで着底したら少しアタリを待ち、アタリがなければ、少し巻き上げてはまた仕掛けを着底させてを繰り返し、広くポイントを探っていくのがコツ。この日の慶良間沖も、ハンゴーミーバイやナガジューミーバイ、アカレーやタマン、シルイユやオーマチほかさまざまな魚が釣れ全員が魚の引きを堪能した。

第5回沖縄バトルカップタマン釣り大会
 8月26日から3日間、県内のタマン釣り師156人が参加して第5回沖縄バトルカップタマン釣り大会が開催された。今回は台風の影響が心配されたが、荒れた日には大型タマンが釣れるの定説通り、会場には大型タマンが次々持ち込まれ、過去最高のタマン釣り大会となった。

▽1位知花順一 70・5センチ、4・66キロ
▽2位比嘉裕太 67・0センチ、4・64キロ
▽3位 安谷屋尚也 67・5センチ、4・52キロ

 暑い日が続きますが水分補給は十分に、安全第一にマナーを守って釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

24日、ラマダルネッサンス横で41・5センチ、1・43キロのカーエーを釣った中根清志郎さん
28日、沖縄バトルカップタマン釣り大会で10位入賞した皆さん
25日、一つテンヤ釣りで良型のシルイユを釣ったグローブライドの森田慎一郎さん
7月30日、三重城で、アーガイやグルクマー、トカジャー、マーエーを釣った(左から)高良恭祐、大城幹也、浜元和輝さん
21日、山川で56センチ、3・64キロのガラサーを釣った仲村勝仁さん
28日、南部海岸で67・5センチ、4・52キロのタマンを島タコをエサに釣った安谷屋尚也さん
24日、辺野古沖のライトゲームでタマンを連発させた知念高校2年の宮城梓君(第2豊仁丸)
27日、伊平屋野甫漁港で19キロのガーラを釣った下里肇さん(右)