【中国時報】「秘宝」運んだ船の模型展示 中華民国建国を記念


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 陽明海運は中華民国建国100年を記念し、8月24日から基隆海洋文化芸術館で、故宮の文物3502箱を中国から台湾に運んだ貨物船「海滬輪」と蒋介石が舟山群島を巡視した際に乗った「江静輪」の模型を展示している。

 両船はいずれも陽明海運の前身である政府招商局所有の船で、台湾の近現代史を語る上で欠かせぬ存在。模型のほか、舟山群島巡視の様子をバーチャル体験できるコーナーも開設。船長服を着て、蒋介石の人形と記念撮影もできる。
 8月末からは2隻に加え、南京から黄金2万両を台湾に運んだ船「漢民輪」の展示も開始。同船が運んだ黄金が戦後の台湾経済発展の足掛かりとなった。模型の大きさは長さ136センチ、幅21センチ。同船の模型公開は、これが初めて。