【中国時報】有名大卒生に労働ビザ 海外から人材確保へ


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 台湾政府の経済建設委員会(経産省)は1日、世界ランクでトップ100以内の有名大学の卒業生に限り、新卒者でも労働ビザを発給すると発表した。台湾国内の大学を卒業した留学生にも、企業研修のための門戸を開いていく。

 外国人の就労による国内の就労事情の悪化を防ぐため、労働ビザの発給には、修士以上の学位もしくは大学卒業後2年以上の実務経験が必要だった。給与も月4万8千元(約13万円)以上という制限もあり、企業側から外国人採用に対する規制緩和を求める声も出ていた。
 台湾国内の大学を卒業した留学生に関して政府は、特に東南アジアからの留学生に着目。現地の事情にも明るい人材の確保により、台湾企業の海外展開の新戦力になるのではないかと期待している。