今年は計画した釣り大会が台風の影響でいくつも中止となってしまい、沖釣りファンには寂しい年となってしまった。そこで25日、沖縄市の釣りクラブ「胡屋中央市場グルクン会」と「オーパ」は親睦釣りミニ大会を行って、今年の鬱憤(うっぷん)を晴らした。2チーム総勢14人は「第2睦丸」と「あすか丸」の2隻の船に分乗して午前6時30分に読谷村都屋漁港を出船し、渡名喜沖のポイントを目指した。
私も所属する釣りクラブ「オーパ」の選手として「第2睦丸」に乗船。2時間ほどでポイントに到着すると早速グルクン仕掛けを下ろす。仕掛けを入れると次々にグルクンがヒット。久しぶりにグルクンの引きを堪能。グルクンの喰(く)いが悪くなると近くに大物がいる合図、知念克治さんは早速釣ったグルクンをエサに大物仕掛けを下ろすと3キロ近いアカジンを釣り上げ、続いて私も同クラスのアカジンが釣れた。トモで釣りをしていた崎浜秀智さんは、スルルーをエサにしたフカセ釣りでシルイユー他、タマン5尾を次々に釣り上げた。そして納竿(のうかん)前の2時50分、グルクンをエサにフカセ仕掛けを出していた崎浜さんの竿(さお)に6キロのトカキンがヒットしてフィナーレを飾った。港に到着すると「胡屋中央市場グルクン会」のメンバーは9キロ級のガーラやサワラ、会長の玉城さんはグルクン18キロを釣り上げ大漁していた。
主な結果は次の通り。
大物賞 清田哲治 サワラ9・6キロ(胡屋中央市場グルクン会)
重量賞 崎浜秀智 20キロ(オーパ)
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)