基隆港当局は、スタークルーズ(本社:マレーシア)の撤退など国際的なクルーズ船の寄港が減少しているとして、すでに発注していた東第三旅客ターミナルの建設を中止することを決めた。スタークルーズの定期航路再開は、ほぼ絶望的だとみられている。
スタークルーズ社はこれまで、基隆と沖縄・石垣を結ぶ定期航路を約10年に渡り運行していたが、(1)旅客の減少が近年著しいこと(2)台湾政府が中国との直航解禁に否定的な姿勢を壊さないため、近い将来台湾・中国航路の開設が望めないことを理由に、今年台湾・沖縄航路の中止。基隆港から撤退していた。
同港関係者によると、2001年、スタークルーズの利用者は延べ35万人だったが、今年1月から9月は7万人余と激減していた。同港当局では、将来状況が好転するようであれば、建設を再度検討したいとしている。
【中国時報】基隆港、ターミナル建設中止 スタークルーズ再開絶望的
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琉球新報社
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