会心の特大アーガイ


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 7日から9日にかけて泡瀬漁港を会場に262人が参加して行われた2011ドリームオープンカップ磯。今年は特大アーガイと尾長グレの検量で大いに盛り上がった。

 特大アーガイで優勝

 ドリームカップに参加した小波津基さんは山原のポイントにフカセ釣りに出掛けた。午前9時から釣りを開始。コマセをまくと50センチ級のイラブチャーやアーガイに交じって65センチオーバーの雌のアーガイ、そのそばにはひと回り大きな雄のアーガイがつがいで泳いでいるではないか。仕掛けを入れるが特大アーガイはなかなか針掛かりせず、釣れるのは50センチクラスのイラブチャーやアーガイばかり。午前11時になってようやく雌のアーガイが食い付いた。ハリスは7号だが竿(さお)は制覇の1・7号と軟調子なので、竿はのされっ放し。5分ほどの必死のやりとりで浮かしたのは66センチの特大アーガイ。すぐにもうひと回り大きな雄を探したが姿を消していた。しかし、この特大アーガイを含む5尾のブダイを釣り上げて5尾トータル10・79キロを釣り上げて見事優勝を手に入れた。釣り上げたアーガイは沖縄県記録として申請中。

 49センチの尾長

 2位の新里淳さんにも注目が集まった。フカセ釣り師憧れの尾長グレを釣り上げたからだ。8日の夜中2時に宜名真海岸の磯に上がった新里さん。夜が明けてからジューマー2尾を立て続けに釣り上げた。午前7時に良型の魚がヒット。慎重にやりとりして浮いてきたのはこの時期に釣れるのは珍しい尾長グレ。型も49センチ、1・6キロの良型で、思わずガッツポーズ。その後もアーガイなどを追加して2位の栄冠に輝いた。

 主な結果は次の通り。
▽1位 小波津基 5尾 10・79キロ アーガイ他
▽2位 新里淳 5尾 7・17キロ 尾長グレ他
▽3位 中村勝太郎 5尾 6・34キロ ヒレーカー他
▽4位 真鶴翔太 5尾 6・18キロ バショーカー他
▽5位 内嶺英之 5尾 5・85キロ イラブチャー他

 朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守り安全に釣りを楽しみましょう。
 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

9日、2011ドリームオープンカップ磯で特大アーガイを釣った小波津基さん
9日、2011ドリームオープンカップ磯参加でこの季節には珍しい尾長グレを釣った新里淳さん
8日、伊平屋で73センチ、5.14キロのタマンを釣った長嶺良太さん(琉釣会)
9月26日、泡瀬漁港で38.2センチ、860グラムのチヌを釣った小橋川裕介さん
7日、石垣島で87センチ、8・6キロのカースビーを釣った下里肇さん
9月30日、久米島兼城港で110センチ、22キロのタマカイを釣った上里秀吉さん
1日、伊計島で45.0センチと44.5センチのサヨリを釣ったジローさん
7日、西崎で36センチのチヌを釣った玉城ゆうや君